ひかり農園の田んぼは東経135度線※子午線 にあります。
そこで「無農薬」「不耕起栽培」 「天日干し」 によって育まれるお米が
『子午線米ひかりの旅人®』です。(お米に対するこだわりはこちら)
※「子午線米ひかりの旅人」は登録商標です。
◆ 緑米(みどりまい)
緑(みどり)米(まい)はもち米の原種とされる、縄文時代から日本で栽培されていた古代米です。
現代ではネパールやラオスなど、アジアの国々でも栽培されています。
しかし日本では生産量が極端に少なく“幻のお米”と呼ばれる貴重な品種です。
名前の通り緑色のお米で、もち米ですが、普通のもち米より粘りが強く甘みがあります。
玄米の緑色の部分にはクロロフィルという葉緑体に含まれている成分があるため、緑色をしています。
特に他のお米に比べてマグネシウムや亜鉛、食物繊維を豊富に含みます。
古代米独特の栽培のしにくさで、生産者が少なく、認知度も低かったと思われます。
(とれる時期が通常のお米より遅い。刈取り時期の見極めが非常に難しく成熟しすぎると玄米でも
白色になってしまう。実りのころ、籾がひとりでにこぼれ落ちてしまう。
品種改良された現代米と比べ収穫量は1/3以下と極端に少ない。等)
【美味しい食べ方】
緑米の玄米部分は非常に柔らかく、白米のように普通に食べられます。
基本の炊き方ですが、ご飯を炊くときに玄米のままで、白米一合あたり大さじ1杯程度入れて炊くだけで、
ふっくらモチモチの緑米入りごはんができあがります。
白米だけでは補いきれない、マグネシウムやその他の微量要素の補給に最適で、
プチプチ・モチッとした独特の食感も楽しめます。
◆ イセヒカリ
イセヒカリは米屋やスーパー 百貨店など.. 一般的な市場では手に入らない大変貴重なお米です。
我々のような農家から直接でないと、まず手に入りません。
本当にクリアーなその存在は、水晶を連想させるほど澄んでいます。
“伊勢神宮の御神米”
伊勢神宮では10月15日から25日にかけて、その年の新米を最初に神様に捧げて感謝する五穀豊穣の神事、
神嘗祭(かんなめさい)がとり行われます。
この神嘗祭(かんなめさい)で神様に捧げるお米の事を御神米といい、
イセヒカリはその御神米として扱われる大変貴重なお米です。
“平成元年に伊勢神宮神田で発見された新種の稲” 台風ですべてが薙ぎ倒された
コシヒカリの田に たった二株立ち残っていた黄金色に輝く稲が発見されました。
育ててみると驚くほど病害虫や風雨に強く、収穫が多くて味も抜群に良い新しい
お米とわかり、神宮より「イセヒカリ」と名付けられました。
その後コシヒカリにかわり、御神米となったのです。
そして当農園のイセヒカリは、伊勢神宮の神田関係者と深いご縁にあった、イセヒカリを初めて伊勢神宮の外で作ったと言われる、京丹後の「香山幸夫さん」から引き継いだ本家本元のイセヒカリになります。
お米のうまさを表す数値に「食味値」と言うものがあります。
この食味値70以上が県の推奨品種なのですが、イセヒカリは平均で
80を超える数値となっています。しかし、登録品種でも、奨励品種でもない為、
公の市場に流通する事はありません。原種の保存も種籾の生産も公的機関は
一切関与しない大変貴重なお米です。
また不思議なことに、誰でもが作れるというわけではなく、
作る人や農法によってきちんと育たないという事例があり、
作る人を選ぶ品種だとも言われています。
【美味しい食べ方】
イセヒカリは典型的な「硬質米」です。
一般的なコシヒカリのような軟質米とは違い、吸水に時間がかかります。
十分に水を吸収させて炊くと、本来の美味しさが発揮されます。
※研いですぐに炊くと硬くてぼそぼそとしたご飯になってしまいます。
・お米をといでから、20〜30分は吸水させます。
・炊飯器や鍋の水加減は、ご飯の硬さのお好みで、他のお米よりも少し多めにします。
※吸水させる時間がない場合は、水加減を更に多めに調整します。
イセヒカリはコシヒカリとは違って口に入れた瞬間の旨みのインパクトは少ないです。
ただ、甘味 がずっと喉の奥で広がるような、奥深い味わいが特徴です。
コシヒカリは確かに「旨い」です。ただその旨みがシツコイという方には、
イセヒカリのさっぱりさはお勧めです。是非一度お試し頂ければと思います。
◆コシヒカリ
すば抜けた旨みと甘み、そしてモチモチの食感が人気のメジャー品種です。
コシヒカリはアミロペクチンというもち米に含まれる澱粉質の比率が高いので
とてもモチモチしています。
また旨み成分である脳の神経系に必須のアミノ酸「リン脂質」も豊富に含まれており、
そこがお米だけでも美味しい所以です。
特別なコシヒカリ。是非ご賞味下さい。
※その他、公開している作付け品種以外の特別米もご用意があります。詳しくはお問い合わせ下さい。