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子育てで今困っていること

〜 最近、家族でハマっていること。

それは、80年代、90年代に流行ったアメリカの名作映画を観ることです。

アルマゲドン → エイリアンシリーズ → バックトゥザフューチャーシリーズ という感じで夏休みに入って子供達と観てきました。

いやー面白い!!何度観ても面白い!!とにかく脚本が良い!!表現が良い!!最近の脚本がないがしろにされたCG映画にはない本物のものづくり感がすごくある!!

特に、エイリアン2は、いつまで経っても色褪せない傑作だなぁと改めて関心させられました。

エイリアン2は、駆け出しだった当時無名のジェームズ・キャメロン監督が、壮絶な苦労の末になんとか形にした作品で、ご存知の通り興行的には当時記録を打ち立てるほど、超大成功をおさめた名作として今でも語り継がれています。

そんな大成功をおさめたのだから、潤沢な予算の中、順風満帆に作り進めたものかと思いきや、実はその真逆。

超低予算の中、節約の為にアメリカ国内ではなくイギリスに渡り、現地のイギリス人スタッフと共に悪戦苦闘し、空中分解寸前でなんとか意地で作りきったという驚愕の作品なのです。

詳細は、Netflix の「ボクらを作った映画たち」のシーズン3の第5話で詳しく語られていますので、是非みなさんもみてみて下さい。 面白すぎる製作秘話に釘付けになること必至です。

こうやって名作の製作秘話などを見ていると、時代の変化や業界の変化に本当に驚かされます。

近年アニメーションの世界でも、あの「鬼滅の刃」の戦闘シーンなんかはその表現の凄さには終始驚かされました。

また、技術進化だけではなく、業界構造そのものをも変えてしまうような、今までの常識にとらわれないビジネスモデルにも驚愕しましたよね。数々の金字塔を打ち立てても、尚も爆進し、数々の偉業を成し遂げてしまっている次世代の若い人たちには、本当に感服してしまいますよね。

〜 子育てをしていて思うこと

私は、農園主であり、ビジネスマンであり、先生であり、次世代を担う子供達を育てるパパでもあります。

子供達に思うことは、とにかく「自分の力でこの乱世を生き抜いていく力をつけて欲しい」それだけです。

こんな仕事について欲しいとか、こんな家庭を築いて欲しいとか、こちら側が考える特別な要望とか期待することは無く、とにかく「この時代を生き抜いて、そして命を繋いでいって欲しい(広義の意味での繋ぐ)」それだけなのです。

日本は平和平和と言われる昨今ですが、私は全然そんなことはないと思っています。

この世は今まさに「乱世」なんだと思います。

常に、寝ても覚めても日常的に、見えない戦いに巻き込まれて生きているというのが、実は本当のところなのではないでしょうか、

旧来の価値構造が変化し、既存のあらゆるシステムが崩壊しつつある現状のなか、

既存の国家、学校、社会の仕組みさえもが急速に崩壊し成り立たなくなってきている。それを肌で感じるようになってきているのは皆さんご承知の通りだと思います。

そんな中、大人達としては、子供達に未来のことを語り、夢を抱いてもらい、彼らの進む方向を示すきっかけを与えないといけないと思っているのですが、この激変する時代下において、今、大人の自分たちが立っているポジションでさえその存在がわからなくなってきており、この先何年残っているかさえも定かではないという不安がある中、子供達に夢を語れるような余裕のある状況ではない事に気づかされます。

とにかく僕たちは今、答えなど誰もわからない。未来を予測することが限りなく難しい「乱世」に生きているのです。

ひと昔前までは、子供たちに我々は・・

「世の中にはね、こういう職業があってね、何歳くらいからこういう勉強を○○年くらいやって、こういう試験に合格したら免許が取得できてね、晴れて○○という職業につけて、将来ずっと安泰なんだよー」

的な話ができた時代があったと思うのですが、今はそれが全くといっていいほどできないのです。

『その職業が将来存在するか否か、それすら予測不可能でわからない』

だから「○○を目指すためにこの数年はこうしていこうとか、これを身につけよう」みたいな話をすること自体が無意味になってきているという事なのです。

これからは、いや、今この時点においても、色々な職業がコンピューターや機械に取って代わられることは残念ながらもう避けることはできません。

生き延びるためには未来がどんな方向に向かっているのか知らなければなりません。

〜 プラットフォームとして捉えてみる

人間の肉体で健康を維持するのに一番重要な存在とは、間違いなく「血液」です。

人間は「魂と肉体」から出来ています。

その中間に位置するのが脳であり心だといえます。

魂と脳の世界がいくら拡張していっても、肉体を持つという事は、人はやはりこの肉体という物質的プラットフォームからは離れる事ができません。肉体の呪縛からは絶対に逃れられないということなのです。

だからこそ、世界は皆、このプラットフォームの重要性を知っていてその覇権争いをずっと行なってきました。

それは、「人類の血液の覇権争い」と言い換える事ができるかもしれません。

肉体の健康を左右する起点というのは、いつの時も血液だからなのです。

だから自分の血液を理想的な形で管理し、マネジメントできる個体だけがこれから生き残っていけるのだと思っています。

「三次元物質世界(肉体を含む)マネジメント」に関しては新しい仕事・職業に直結するキッカケが山ほど隠れていると思っています。

ビジネスではより川上をおさえることが、包括的にイニシアチブを取る基本とされてきました。

それは金融でしたし、プラットフォームとも言えました。

近年でいくと、デバイスや通信、その下のプラットフォームなのは言うまでもありませんが、

肉体を含む物質世界でいうと、日照であり、水であり、作物であり、また間にある電力なのかもしれません。豊富な日照や水(真水)や炭素が自然と循環していってくれる環境が整っているような肥沃な大地は、日本の世界の宝なんです。

このことから逆算すれば、最近になって地域や周りで起きているいろんなことについても納得がいくはずです。

皆、賢い人の考えていることは同じなのです。

その行動は危機感からであり、常に先を見据えて今を生きているからそうするのです。

投資やビジネス設計や教育や、いや、全てに携わる大人がブレてはいけないところ、それは「本質に繋がる道筋から逸れないこと」と、「本質を見極める目を養う」ことなのだと思っています。

この乱世で生き残るということはたやすいことではありません。

大人の考えや行動が、末裔や今の子供達の未来を左右してしまいます。

年老いていく世代が謙虚さを忘れず、プライドを捨て、いつの時でも柔軟に学び続けること、凝り固まらないことによって、これからの明るい未来が形作られていくのかもしれません。

ビジネスのきっかけ探しは、プラットフォームまで遡って、末端を捉えることと書きましたが、

肉体を大きな三次元のプラットフォームだと位置付ければ、世の中がどんなにどんな風に変化していこうが、絶対に変わらないニーズがあることに気づきます。

だから僕は(多次元同士、別次元同士を繋いでしまうきっかけとしての)水であり農業だと思っているのです。

もっと言うと、その先にある生物多様性なのです。

自然好き、昆虫好き、生き物好き、アウトドア大好き、と言って揶揄されてしまうかもしれませんが、我々が見ているのはその先にある上記にあるもっともっと本質的な部分なのです。

僕たちはビジネスでプラットフォームにずっと関わってきたからこそ、農業の重要性がわかるのかもしれません。

農業には色んな次元間を全てを繋いでしまうポテンシャルがあります。

農業自体が何か未来に変革を起こすということではなく、農業がもつ特性や『そこにある考え方』が世界に変革をもたらすことになるのだと思います。

それはもう既に始まっているし、今後間違いなくもっともっと大きなうねりとなっていくことでしょう。

今のYouTube界で活躍されている方だったり、各SNS等のプラットフォームで最新の流行りに乗りまくって商売をされている方々には、近い将来、自分の今のポジションが保証されているという確証はどこにもありません。

人の心の移り変わりやプラットフォーム自体の変化のスピードは速すぎるし激しすぎる。いつどんなタイミングで足元から全部ひっくり返されるかわからない。そういうリスクを常に孕んでいるのです。

そこに時間とお金を投資して色々と考え込んで準備をしているうちに、早々に旬なんて終わってしまうのです。

だからこそ、揺るぎない価値やプラットフォームを再確認し、そこに根を張ることは決してハズレではないと僕は思うのです。

だから今だからこそ、農業は未来を語る重要なきっかけのひとつだと思うのです。

〜 僕たち大人に託されていること

先日も血圧のところでも書きましたが、一見非効率なこと、無駄なこと。バカにしていたようなことに何かブレイクスルーへのヒントが隠されていることがあるやもしれません。

国も学校も、会社も、誰も助けてくれない世の中です。

将来のことで子供にきっかけを与えられるのはやはり大人達です。

どう転んでも生きていける力をつける。後悔なく生きる。乱世を生き抜く主体性を身につける事が、彼らの揺るぎない財産になっていくのではないでしょうか、

どの情報を信じるか、何を選択するかはいつも自分次第。自由は平等に与えられている。

それが真実かそうじゃないかなんて心底どうでもいい。

要は「自分自身の納得感」だと思うのです。

僕らが生きているうちに、子供達に何を残し、伝えられるか・・

それはまさに、この今、我々大人達が何を思い生きているか、その意識次第だと言えるのではないでしょうか、

この大地は、そこに住まう生命体は、次世代は、世界、地球にとって宝そのものなのです。

農園主