小米選別計量器。
秋の収穫期の要。サタケの「ネオグレードパッカー」
この度2025年2月に、新品に更新いたしました。
就農当初からずっと大事にメンテナンスしながら使ってきた先代が、ついに昨年の秋に悲鳴をあげてしまいました。
オーバーホールしてなんとか2024年秋の収穫物はこなしましたが、選別精度がなかなか基準値に戻らず、お客様にはご迷惑をおかけしてしまいました。
結局心臓部のモーターの経年劣化ということで回転数が維持できず、今まで各所部品交換をしてしのいできたのですが、名残惜しさが残る中、遂に引退となりました。
このモデルは最新モデルではありますが、形や仕組みは以前の数十年前のものと全く同じ。心臓部のモーターや周辺の細かなところだけアップデートされていますが、基本は全て同じ。
構造や仕組みが絶対的に信頼できる、研究し尽くされたものだからこその仕様ですね。
今回は新品納品だったのですが、初期不良があり、また別の新しいものに交換してもらっての最終納品となりました。
また今回たまたまですが、１０数年前に、同じくサタケの色彩選別機を納品して頂いた担当者の方が、高松支店から大阪支店にお戻りになり、この度の納品に来て頂きました。
農機具屋さんの担当者含め、当時のメンバーが集まり、同窓会のような雰囲気で、なんだかとても感慨深かったです。
こうやって今も稲作農家を続けさせてもらえていること・・本当に感謝しないといけませんね。
農業機械は次は籾摺り機が相当あやしくなってきていますが、新品の販売価格が10数年前と比べても3倍近くに高騰してしまっている状況なので、なかなか手が出ないのですが、子供たちも将来的に農業に携わりたいと言ってくれていることを考えても、この度のように長い目で見てより良い選択をしないといけない時期に入ってきているのだと思っています。
全ての投資関係に言えることですが、後継のことを考えて行っています。
この『小米選別計量器』の製造や設計や流通に関わってくれた方々の思いにも応えるべく、繋いでいくこと、バトンを、タスキを繋いでいくことを常に意識して生きる日々です。
末永く大切に使わせて頂きます。
ありがとうございました。
農園主