みなさま こんばんは
農園主こと増田卓也です。
今年も夏至を過ぎましたね。
バタバタと忙しくしているうちに、いつの間にか過ぎ去ってしまった感があり、一年の半分を折り返したという実感はあまりわかないのですが、
まあ素直に今年もよくここまで頑張って走ってきたなと・・
少し自分自身を褒めてみたくなる・・そんな夜でもあります。
さて「半夏生」については毎年書いているような気もするのですが、
あらためて・・
「半夏生」とは気候の変わり目として、特に稲作においてはとても大切な節目とされてきました。
半夏生は夏至から11日目、太陽の黄経が100度に達するときを言い、現行暦では7月頭にあたります。
田植えは「半夏生に入る前に終わらせる」ものとされ、それを過ぎると秋の収穫が減ると言われてきました。
無事に田植えが終わると、水田や神棚にお餅やお神酒を供え、田の神に感謝する「さのぼり」という行事を行なうところもあります。
さのぼりの語源は早苗振の語からきていて「さ」は田植または田植をつかさどる神の意で、神上り(さのぼり)つまり、田の神がお帰りになる意味があり、田植えはじめを「さびらき」と呼んだりします。
当農園(当研究所)でも半夏生の花が咲きました。
半夏生とは花穂の葉が半分白くなる特徴を持つドクダミ科の多年草の植物です。
寒い時期には赤っぽい葉と茎を水面から少し出し、ジッと暖かな春がくるのを待ちます。桜が咲く頃からグングンと成長し、この時期にかわいい小さな白い花を咲かせます。
今でも豊かな自然が残る谷津田のような里の環境に群生する半夏生は、花が付く側の葉が白く染まり、まるで化粧をしたように見えることから「半化粧」とも呼ばれています。
やがて半“化粧”が転じて半“夏生”となり、
「この花が咲く頃=半夏生」とするようになったと言われます。
半夏生の花とも、ここまで一緒に歩んできた2023年。
今年もここまで数々の奇跡によって様々なことが具現化してきました。
一つの大きな輪の中で、こうやって自分の世界は小さく創造され続け、生きている事を日々肌で感じとれること・・本当にありがたく、うれしく思い、
過ぎ去る寂しさをかみしめながら・・
明日もどうか、どうぞ宜しく・・☆
農園主