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またまた満月の夜に

皆さま こんばんは、農園主です。

今日は、雨の前に苗代を草刈り耕運 !!

というのも、8日9日が種まきなのですが、

その前に畑苗代の土を細かく粉砕し、土をしっかりと湿らせておく必要があるのです。

この雨で水撒きが完璧に出来て、最高の状態で苗箱が並べられそうです。

水分と温度を最適な状態にする事で発芽が一発で揃う・・これで完璧!!

さて、明日6日は4月の満月!ピンクムーンですね☆

満月に雨ということで、きっと生き物たちにも動きがあるという予想で、夜になってワクワクして今日はうちの子たちの様子を観察してみることに。

累代飼育のカワバタモロコと、貴重な兵庫県産のヒメタイコウチの動画をどうぞ↓

カワバタモロコは閉鎖水域に住む、日本の(兵庫県内でも)貴重な在来種で、水中の溶存酸素濃度が極めて低い環境にも適応した大変強い種です。
大雨の後などに一斉産卵する事が多く、夜になるとこのように酸素濃度が高めの水面近くの浅瀬に上がってきて眠ります。昔はタガメやゲンゴロウと同じく、普通に田んぼや周辺のため池でも見られた種で、里の生き物の多様性の象徴です。
日本では農薬や外来種の影響の無い閉鎖水域にしか生きれないという事にならないよう、これからもしっかりと守っていきたいと思います。

やはり予想通り、ヒメタイコウチちゃんたちが満月に合わせてペアリングしていました!
この雨はいいですね!タイミングがめちゃくちゃいい〜!!
しかし・・一般的な田んぼ周辺の里山生物の繁殖期は5月から7月にかけてですよねぇ。
何故ヒメタイコウチは4月頭のこんな肌寒い時期から繁殖活動を行うのでしょうか?
それには実は理由があって、彼らは夏場でも水温の安定した湧水のある所に生息していることから、氷河期の依存種ではないかと言われているんです。
要するに低温適応種なのです。
だから他の生き物たちよりも早い時期に活動するんですね。
は〜、早く新成虫が見たい!!

という事で!

我々もしっかりと平仄を合わせて。

明日からまた、しっかりと前に進みたいと思います。

それでは、また ☆

農園主