寒くなったり暖かくなったりを繰り返しながら、それでも着実にゆっくりとですが季節は進んでいますね。
2月もあっという間に折り返してしまいました。
ほんと、あまりにも早すぎるぜ・・
今週はニンニクと玉ねぎの草引きと、昨年の庭木の剪定後の残骸を焚きつけへと変換する作業です。
当農園ではニンニクと玉ねぎの草引き作業を、この立春付近に一気にやっています。
この時期まで草引きをせずに引っ張ると、一発作業で収穫までもっていける事が多いので、たまに草が大きくなって大変な事もあったりしますが、私はあえてこの時期にやるようにしています。
あと、玉ねぎは虫食いや何らかの理由で冬を越えられずに消えてしまった箇所が少なからず出てくるので、欠株箇所に中・晩生品種を最終さし苗して補完完了です。
さてさて、今日は畑の草引き作業がひと段落したので、いよいよ薪の焚き付け制作です。
うちは毎年庭木の剪定作業があるので、梅やカシや柿、柑橘の木の剪定後の枝葉が沢山出ます。
捨ててしまえばゴミですが、こうやって薪の焚き付けとして変換できれば貴重な資源となります。
農業を営むようになってからは、とにかく農と共にある里の生活の中では、捨てるものなど一つもないという事がよくわかってきました。
このことを理解できないと、自然栽培を継続してうまく回して行くことはまず不可能です。
循環の考えと、環境を年や時期によって変える(転作)が自然栽培においては継続のキーになりますね。
さてさて、奥さんと一緒に和気藹々と枝葉を処理していた時のことです。
一瞬目を疑ったのですが、驚愕の風景がそこにはありました。
(以下、閲覧注意)
いつも剪定した木の置き場にスズメが沢山集まってて癒やされていたのですが、最近めっきり姿を見ないなと思っていたら・・仲間の生贄(早贄)が晒されていたら、身の毛もよだって近寄れませんよね!
これは里の鳥の代表「モズ」の仕業です。
モズって本当に可愛くて、こんな残酷なことをする鳥には全然見えないのですが、超獰猛な捕食活動を見ていると、世界最小の猛禽類?と思うほどです。
ちょっと衝撃的な映像をどうぞ→モズがウグイスを襲う
同じスズメ目なのに、同族のスズメの頭蓋骨の目ん玉のホールに枝を突っ込んで固定して中身を食べるって・・いったいどういう神経してんだろう(-.-;)
しかし、そんな愛らしい姿とは相反する小さなボディーにぎゅっと詰まった獰猛さ・逞しさが、ギャップ萌えでキュンキュンしてしまうわたくしなのでありました。
明日もモズがきてくれないか心待ちにしながらの、焚き付けづくりは続きます。
農園主