今日はちょっと変なタイトルですが、少し言いたい事が溜まったので書き綴りたいと思います。
私自身、これまでの人生、次の「時代の担い手」として、今まで色んな業界で、それはそれは色んなボールを、これでもかと投げられてきました。
どこでも、いつでも、必ず共通していることは、各々の責任者は本当の事は隠しておいて、爆発寸前の導火線に火のついた爆弾みたいな案件を「スーっ」と放り投げてくる。ということです。
条件はどの業界でも時代でもいつもだいたい同じ。
イメージとしては、こちらが受け取ったあと、身を削って持ち出しをしなければいけないような案件を「ほうらいい話だろ?」「これをやれるのは君しかいないんだ!」みたいな形でその場を取り繕って「スーっ」と放り投げて来ます。
それらは全て、その時代の責任者たちが、責任を逃れ、現状放置し、見て見ぬ振りを繰り返し、お金や他の資源を自分たちが潤沢に持っていたにも関わらず、爆弾処理をしてこなかった放置してきた案件ばかりです。
人間という生き物は実に面白いもので、本当の儲かる事や得する話は他人には絶対にしません。
面倒臭くて、骨が折れて、全然儲からない話を、「いい話がある」と言って他人に放り投げてきます。
だから「話が自分のところに来た」時点で、残念ながら、ほぼ疑ったほうがいいでしょう。
流石に私も色んなところで色んな人に、何度も何度も同じ事をやられていますので、そんな話が来た時には「またか・・」と、その相手の心の中が透けてみえ、さいごが見えるような特殊能力を身につけるまでになってしまいました。。
ちなみにですが、私は一度見放したら早いです。それから私が見切ったものは、残念ながら必ず・・・ます。ちょっとあれですが事実です。
それでも、わかっていても、自分しか受ける人がいないのだと思って、引き受けてしまう事が今までも何度もありました。
でも、大抵は、「最初の第一印象が正しかった」事ばかりです。
こうなる事がわかっていても、それでも受けてしまうのは、サガというか一緒のプログラムなのかもしれませんね。がしかし、
これからはやはり、変な責任感や感情は捨て去って、最終的には『自分がやりたいか、やりたくないのか』で決めるしかないと、そこに立ち返っています。
「恩送り」という言葉があります。
今まで、私という他人に、心から愛を注いでくれた本当の家族のような恩師達がいらっしゃいます。
その方々の存在は、今でもいつも辛いときに私に感謝とともに立ち向かう勇気を与えてくれます。
彼らはいつも、私の中で生き続けています。
そして、こんな僕にも、今となっては沢山の若い次世代が、自分たちの未来を真剣に描きたいと相談にやってきてくれます。
そんな次世代に対して、私が師として考えている事、それはシンプルに以下二つです。
1)今まで私に沢山の生きる知恵と後ろ姿を見せてくれた偉大な恩師から学んだ全てを、私についてきてくれる次世代に余す事なく伝える事。
2)自分がされて嫌だった事は、次世代に対して絶対にしない事。
この二つです。
次代を担う責任者としての適齢期に入ってきているのでしょう。自分の親やそれ以上の世代から、ここ何年かは沢山のボールを投げ込まれます。
それは、これから10年で加速度的に増えて行くでしょう。
そして、声を大にして言いたい。
私と同じような立場にいる皆さん、そしてその周りの次世代の皆さん。
是非、「気をつけてください。」
ボールを投げ入れてくる人は皆、残念ながら本当に「無責任」です。
火のついた爆弾を平気でこちらに向かって放り投げてきます。そして逃げ足も早いです。
それでも皆さん、爆発しても耐えられる人のところにしか案件は降ってこないので、自信を持ってはねのけて下さい。そして絶対に屈しないで下さい。負けないで下さい。
そして、自分の心に問いかけて下さい。
「それを本当に自分がやりたいのかどうか」を
身近なところにこそ危険は潜んでいます。
是非気をつけて下さい。
農園主