農業関係者の間では、
炭のなんだかよくわからないけど、その凄いパワーは通説となっています。
籾殻燻炭。
このなんでもない普通の農業資材が実はとんでもないパワーを秘めていたりします。
だいたいの使い方としては、野菜苗の育苗培土に混ぜて使ったり、覆土がわりに用いられることが多いです。
ただ、それだけで、使うと使わないとでは、根っこの張りやそれに伴う葉っぱの成長がまったくもって違ってしまいます ↓
出典:佐藤文生 籾殻くん炭覆土による有機質液肥を施用したレタスセル苗の生育促進技術
ですが、数ある農業関係誌を読みあさっても、何がそうさせるのかという、確信めいた記事に、いまだ出くわしたことがありません。 「何かのちからが加わっている・・」 そんな結論しか書いていないのです。
でも、私が確信している炭の驚愕のチカラとは、
『 直接触れなくても、その場の環境を変えてしまうことができる。』
ということなんです。
日常生活の現象で言うと、腐ったり、錆びたりする、
いわゆる「酸化現象」、これを起こりにくくするチカラが炭にはあるのです。
その結果、土に限らず、空気中、水中の微生物環境さえも変えてしまうチカラを持っているのです。
物質は原子の集まりです。
その原子は、プラスの原子核(陽子+中性子) と その周りを回る、マイナスの電子により、成り立っています。
「なんらかの原因」で、このマイナスの電子が原子核から離れてしまうことが、いわゆる酸化であり、腐敗です。
炭は、この電子が原子核から離れる 「なんらかの原因」 に作用するということがわかっています。
野菜栽培において、ジャガイモの植え付けの際に、サイズの大きい種イモを包丁で半分くらいに切って植え付けます。
その時に昔からみんなやっていること、それは、種イモの切り口に「灰」をつける。ということなんです。
そうすると、不思議なことに、種イモの切り口から腐敗が起きにくく、きちんと芽が出て育つというわけです。
籾殻燻炭を育苗培土に混ぜて使うということも、昔から普通にやられていましたし、とても日常的に日本人は、炭を農に活かしていたんだと思います。
備長炭なんかはとても良い作用があると言われていますが、
原料の木は、なんでもない、普通に生垣に使われている「バベの樹」ですし、
身の回りに普通にあるもので、十分この驚異的なチカラを生活に取り込むことが可能になります。
皆さまも、お水まわりやお部屋の浄化したい空間、田んぼや畑の四隅に、木炭などを使われてみては如何でしょうか、
木炭は、普通に良質な物を、ホームセンターやネット通販で購入することができますし、
自分でつくることも可能です。
ちなみに、ひかり農園では、自分達の田んぼの籾殻をつかった籾殻燻炭を、冬の間に潤沢に作っておりますので、これらを作物作りにふんだんに使って参ります。
炭をはじめ、様々な存在の驚愕のパワーの詰まったお米を、皆様是非に(^-^)