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不耕起栽培のお米とは

◆「不耕起栽培」

不耕起栽培とは水田や畑を耕さないまま農作物を栽培する農法です。
ひかり農園のお米は、この不耕起栽培という手法で作られています。

農業においての一般常識の「耕起」(耕す事)

実は、稲作においては一長一短なのです。

無農薬稲作を成功させ継続していくコツ。

それは「いかに稲の生育時期に重なる雑草を生やさないか」これにつきます。

土をトラクターなどで反転させてしまうと、地中に埋まっていた雑草の種(特に一年草の種)が地表に掘り起こされます。そしてその都度、雑草が発芽し続けることになります。

つまり除草剤を使わずに稲作を成り立たせるには、まずはこの雑草の種である寝た子を起こさない事が一つのポイントとなります。

一般的に除草剤を使わないと管理ができなくなるのは、この「耕す」という行為に原因があると言っても言い過ぎではないのです。

固い土壌、厳しい環境下で稲は野生化します。

野生化した強靭な稲は、病原菌や虫の食害にも耐えうる丈夫な体を形成していきます。

そして、不耕起栽培において稲をサポートする人間の最も重要な任務。それは厳しい環境下で無事育っていけるような「丈夫な苗づくり」になってきます。

やわらかい土で軟弱に育つよりも、硬い土壌で、稲のもつ本来の力を解き放つことで、

秋には水晶のような特別なお米を育んでくれるようになります。

 

◆「完全無農薬栽培」

農薬、化学肥料は一切使いません。田んぼに入れるのは米糠のみ。
ただ、実はこの米糠は稲への肥料ではありません。

微生物やイトミミズなど田んぼの生きもの達の食べ物です。

米糠とは玄米を精米する際に出る副産物ですが、そこには計り知れない力が眠っています。
米糠をきっかけに、多種多様の善玉菌が田んぼの世界の起点となり、コウノトリも飛来する多様性の象徴である水辺の環境が出来上がります。

また、よく農家の人が苦労する「雑草への対処」も実はこの生き物達が

ひかり農園では深く関わってくれます。

雑草の種がイトミミズ達の糞などで土中に埋まり、
水生植物である、シャジクモやサヤミドロなどが発生し、田んぼ一面を覆い尽くします。

耕さないことで雑草の種を地中から掘り起こさず、また地道な草取り作業を年々積み重ね、このような生き物達の営みも複合的に絡み合い、

除草剤を全く使わなくとも稲が健康に育つような田んぼに仕上げていくことができるのです。

・農薬を一切使用しません。

一般的には大面積をこなす為、省力化のために、草を根こそぎ枯らしてしまう強烈な除草剤と、

害虫とされる虫たちによる食害を避けるため、

残留性の高い農薬が苗の段階で稲の体に入れられます。

この農薬などが実は玄米の糠層に蓄積されていると言われています。

また、育苗における病原菌には、60℃10分の温湯消毒や善玉菌による種子への保護や水管理等で複合的に対策を行っています。

 

当農園がこだわった無農薬の玄米。

どうか安心して召し上がって頂けたらと思います。

※数多の生き物たちと、そして彼らと環境そのものと共に育むこだわりの農法を総称して、2022年より自分達のことを「環境農家」と呼び始めました。

◆天日干し乾燥

皆さんは稲穂のワラを噛んで味わったことはありますか?
実はビックリするほど、”甘く” ”旨み” があります。

この甘さは光合成で作られる糖で、旨みはアミノ酸です。
これらが天日干しすることにより、数日間で籾に運ばれます。

お米の味が違ってくるのはそのためです。

‥しかし実は天日干しには手間と多大な労力がかかります。
また天候にも左右される為、一般的には採用されないようです。

ただ、ひかり農園は天日干しにこだわります。
実際に食べて頂ければその違いが分かって頂けると思います。

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